あおねこ物語

Ich habe keine Zeit.

英検準1級 初受験しました!

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どうも。蒼い猫です。

これからは法律学習(最近全然できてない)以外のことも書いていこうと思います。

 

と、いうわけで!!

 

先日は2018年度第3回 実用英語技能検定(以下英検)の試験日でした。小・中学生や高校生にはおなじみの、あの「英検」です。皆さんも一度くらいは聞いたことあると思います。

 

このたび10数年ぶりに受験してきました!

 

 

昨年はTOEICを数回受けましたが、「TOEICもいいけど、やっぱ英語といえば英検でしょ」と若干軽い気持ち(?)で受験を決めてしまいました。。 

 

結果としては1次試験突破とはいきませんでしたが(6月再受験しようと考えてます)、英検準1級を受けようか迷っている人の参考になれば良いと思い書き記します。

 

英検準1級 

英検準1級では、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4つの技能が総合的に試されます。難易度は大学中級程度。また、2級と比べて段違いに難しくなっているとも言われています(2級は持ってないから分かりません)。

毎回、合格率が15%程度であることからもその難しさがわかりますね。

 

 

ぼくが受けた一次試験では、スピーキング以外の3技能を試す内容でした(スピーキングは二次試験の面接にて)。

 

リーディング

 Part1:語彙・文法問題(25問)

 Part2:長文穴埋め問題(3×2問)

 Part3:長文内容読解問題(3問+3問+4問)

 

ライティング

 質問(賛成or反対で答えられるもの)に対しての答えとそれに対する理由づけを英語で書く(1問 120語〜150語)

 

リスニング

 Part1:Dialogues(12問) 会話をきいて質問に合う答えを選ぶ。

 Part2:Passages(2×6問) 放送される文を聞いて質問に合う答えを選ぶ。 

 Part3:Real-Life(5問) 設定された状況と質問が問題用紙に印刷されているので、放送された文を聞いて質問に合う答えを選ぶ。

 

 

全体像はおおよそこんな感じ。

 以下、試験対策について。

 

英検準1級 試験対策

大きく分けて以下のように小分けにして進めました。結局合格点は取れませんでしたが、やり方としては(たぶん)間違っていないんじゃないかと思います。

 

① 英単語・熟語を覚える

② 本番の問題形式を知る

③ 過去問を解く

 

① 英単語・熟語を覚える

英検準1級はとにもかくにも英単語が難しい!!文法問題にしろ長文読解にしろリスニングにしろ、単語がわからなければお話になりません。

 

という話をちらほらネット上で見つけましたので、ぼくもそれに習いまずは以下の本を買ってきて読み込むことにしました。

 

 

英検準1級 でる順パス単 (旺文社英検書)

英検準1級 でる順パス単 (旺文社英検書)

 
CD付 英検準1級 文で覚える単熟語 三訂版 (旺文社英検書)

CD付 英検準1級 文で覚える単熟語 三訂版 (旺文社英検書)

 

単熟語の方はリスニングやリーディングの勉強にも使えてオススメです。

 

② 本番形式の問題を知る

本番形式の問題を知るにはこれを使いました。 

【CD付】英検準1級総合対策教本 改訂版[新試験対応] (旺文社英検書)

【CD付】英検準1級総合対策教本 改訂版[新試験対応] (旺文社英検書)

 

各パートごとに詳細に解説してくれています。とってもわかりやすいです。

 

③ 過去問を解く

過去問はこちら。 

【CD2枚付】2018-2019年対応 短期完成 英検準1級3回過去問集 (旺文社英検書)

【CD2枚付】2018-2019年対応 短期完成 英検準1級3回過去問集 (旺文社英検書)

 

 

英検の過去問は、過去2年分収録されているこちらもありますよね。

2018年度版 英検準1級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)

2018年度版 英検準1級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)

 

なぜかこちらはCD別売りで両方とも揃えるとそれなりにお金かかりますが、できる限りこちらをやった方がいいんじゃないかとぼくは思いました。

(ぼくはなかなか時間がとれず「6回分も過去問解いてる時間とれん」という状況だったので、上の3回分の問題集を買いました(結局3回分さえも解ききれなかった)。

 

 

結果・受験した感想

英検はTOEICと違って、受験したあとに答え合わせをすることができます。(問題集も持って帰ってくることができます)それによるとぼくの試験結果は…

 

リーディング → 34/41

リスニング  →  9/29

ライティング → 不明

 

と、とにかくリスニングがひどい!ひどすぎる!!

TOEICではリスニングの方が良かったんだけどなあ。なぜなのか。

 

英語はそれなりに(あくまでもそれなりに)得意と言えるつもりではありましたが、試験が終わって

 

「こんなに難しい英語の試験を受けたことがない」

 

と、率直に思いました。自分の中途半端さを思い知ることができました。

当然ですが、英検1級は準1級よりさらに難しいわけですから…いやあ、オソロシイですよ。。

 

リーディングは結果的に(初受験にしては)いい成績が取れたように思いますが、その分リスニングにやられました。。解答中も全然何言ってるかわからなかった。放送文も長いし。

 

あとで振り返ってみると、そんな成績となってしまった原因のひとつは、TOEICと違いメモを取れるのに取らずに聴いてしまっていた点につきると思います。

 

TOEICってリスニングはメモとっちゃダメじゃないですか。

あれと同じノリで臨んだのがどう考えても良くなかった、と。

 

やはり試験の形式に慣れることは必要不可欠です。これはTOEICでも英検でも、なんでも同じなんだと思います。

 

今回は時間がなくて出来ませんでしたが、ホントは分野別の問題集なんぞにも取り組みたいと思っていました。

 

【CD2枚付】英検分野別ターゲット 英検準1級リスニング問題 改訂版 (旺文社英検書)

【CD2枚付】英検分野別ターゲット 英検準1級リスニング問題 改訂版 (旺文社英検書)

 
英検分野別ターゲット 英検準1級リーディング問題 改訂版 (旺文社英検書)

英検分野別ターゲット 英検準1級リーディング問題 改訂版 (旺文社英検書)

 
英検分野別ターゲット 英検準1級ライティング問題 (旺文社英検書)

英検分野別ターゲット 英検準1級ライティング問題 (旺文社英検書)

 

 

次回受けるまでには、この辺の問題集を徹底的にやり込んでから臨みたいと思ってます。

 

散々な結果ではありましたが、「やっぱり英検準1級は難しい試験だ」と思う一方で、

「きちんと勉強すれば必ず合格できる試験だ」

ということも、受験してみて分かりました。 

 

今後も英語学習は継続的に続けていきたいと思います。

 

まずはTOEIC800&英検準1級取得を目指します。

(もちろん予備試験の勉強もやります)

 

 

以上!!!!(厚切りジェ○ソン風に)

 

それでは、また!!

新年のご挨拶

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新年あけましておめでとうございます!!

 

2019年となりました!

毎年同じことを感じますが、1年が経つのは早いものですね。

 

今年は勝負の年!にしたいと考えています。

それはブログの更新も同じこと。昨年はあまり更新ができず仕舞いになってしまいました…。(何もかも全て仕事のせい)

 

早く仕事を辞めて自分の時間を最大限に取れるようにしたいと思います。

転職活動もしなくてはいけませんね。

 

そしてそして、今年こそは予備試験の受験→合格を見据えての学習を本格的にスタートさせていきます。

目指すは2020年合格!!(今年はどう考えてもムリ。100パー無理)

 

 

先日お話しした宅建過去問解説もやらないといけません。

正月なのに時間が全然ありませんね。それでもお年玉は配り終わったので、明日明後日は比較的ゆっくりできそうです。

 

と言っている間に2019年、365分の1が終わろうとしています。

今日一日、有意義に過ごせましたでしょうか。

 

それではみなさま、明日も頑張っていきましょう。

(今年はもう少し頻繁に更新

 

それでは、また!!

H30年宅建過去問解説 その1ー民法①

こんばんは。

 

先日お伝えしました通り、早速宅建問題の解説をしていこうと思います!

まずは民法から!!

 

 

【問1】AがBに甲土地を売却した場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

 

1 甲土地につき売買代金の支払と登記の移転がなされた後、第三者の詐欺を理由に売買契約が取り消された場合、原状回復のため、BはAに登記を移転する義務を、AはBに代金を返還する義務を負い、各義務は同時履行の関係となる。

 

2 Aが甲土地を売却した意思表示に錯誤があったとしても、Aに重大な過失があって無効を主張することができない場合は、BもAの錯誤を理由として無効を主張することはできない。

 

3 AB間の売買契約が仮装譲渡であり、その後BがCに転売した場合、Cが仮装譲渡の事実を知らなければ、Aは、Cに虚偽表示による無効を対抗することができない。

 

4 Aが第三者の詐欺によって甲土地を売却し、その後BがDに甲土地を転売した場合、Bが第三者の詐欺の事実を知らなかったとしても、Dが第三者の詐欺を知っていれば、Aは詐欺を理由にAB間の売買契約を取り消すことができる。

民法1問目。ここで

 

「うわっ・・・なにこれ全然分からない」

 

ってなると、その後のモチベーションがだいぶ変わってきてしまいますよね。いつも以上に問題文をよく読み、落ち着いていきましょう。

 

とはいえ、この問題はさほど難しくはないのかと思います。ケアレスミスは避けたいところですので、問題文でなにが問われているか(「正しいもの」なのか「誤ったもの」なのか)を確認するクセをつけておくといいと思います。

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この問題、正解は肢4ですね。これだけ内容間違ってます。

 

Aが第三者からの詐欺によって土地を売却したことをBが知らなかった場合は、Bは有効に土地の権利を取得します。そして、有効に土地の権利を取得したBから土地を購入したDは、たとえAが第三者からの詐欺によってBに土地を売却したことを知っていたとしても(=Dが悪意だとしても)、Dもまた有効に権利を取得することになるのです。このような場合を「絶対的構成」と言いましたよね。(知らない人は覚えてね)

 

「DはAが詐欺によって売却したことを知ってるのに、おかしいじゃないか」という意見もあるかもしれませんが、次のような考え方もあります。つまり、

 

詐欺の事実について善意の人(この事例ではB)は完全に有効な形で権利を取得できるのに、たとえ悪意であれ、その人(B)から譲渡を受けた人(D)が権利を取得できないのはおかしい

 

ということですね。

また、土地などの不動産は転売されることがしばしばありますので、転々と売買が繰り返される中のそれぞれの当事者について、主観的な状況(善意か悪意か)によって権利の取得の可否が決まるというのは、・・・メンドクサイじゃないか!ということなのです。今回の事例で、Bは所有権取得できるけど、Dはできません!ってなったら、いろいろ・・・めんどくさそうですよね。。この事例はDまでだからまだいいですけど、実際の売買になるとE、F、G・・・Mぐらいまで登場人物が出てきてしまうかもしれません。

 

そんな場合に備えて、「一旦善意の人が権利取得したら、あとは悪意でもいいよ!!」と決めてしまうことで取引の安定を図ることにしたのです。

 

 

以下、その他の肢について。

 

肢1 → 民法545条・546条・533条

「契約解除に伴う原状回復義務は同時履行の関係にある」のです。基本事項ですね。

 

肢2 → 民法95条

錯誤による意思表示の「無効」は、重大な過失がある場合はすることができません!

(もっとも、錯誤のところで出てくる「無効」ってのは他の「無効」とは少し毛色が違うので注意してくださいね。)

 

肢3 → 民法94条2項

「仮装譲渡の事実を知らない」すなわち「善意」です。善意の第三者には対抗できませんでした。

 

 

こんな感じで問2以降もこの調子でいきたいと思います。

それでは、また!!